Wera:Hex-Plus とはこんな感じ。

俺はWeraの回し者じゃないが,よく考えられているHEXだと思う。ちなみに,俺はFACOMの物(現在絶版品)を愛用中…。
蛇足だが,Weraをウェラと読まないように…(笑



上が面接触のHex-Plus。面がえぐれている。


正面から見るとこんな感じ。左がHex-Plus。



Wera純正のデモキット
これで面接触の良さをアピールする物だ。
デモキットの説明
(PDFファイルが別窓で開きます:452KB)
 


六角穴が双方向に開いたプラ製の筒にHEXレンチを
差し込んで捻る。
そうすると,普通のHEX側だけ空転する。
Hex-Plus側はガッチリ食い込み空転しない。


よく見えないかもしれないが,角の横が白くなっている。
そこが食い込んでいる部分だ。面接触ドライブのボルトに
付く傷跡の逆の感じで,HEX穴の角の横が少し凹む。

また,ベツセルからはウルトラヘックス,ウルトラボール
という面接触HEXが発売されている。これはHex-Plusの
えぐれの部分を波状?にしたような形で,ボール部も
「ほおづき」形状で高トルクが掛けられるらしい。MACの
国内限定品にも同様品があるが,ベツセルのOEMだ。

ところで,Hex-PlusとUltraHexとで回したらどちらが
空転するのだろうか?
残念ながらベツセルにはインチ
サイズが無く,この目論見は実現しなかった。デモキットの
サイズは1/4inだったのである。今後インチサイズが出たら
試してみたいと思います。しかし,オートサービスショーで
ベツセルに訊いたら,インチは生産予定無しとの事。



15年くらい前に数年間FACOMから発売されていたHex-Plus製品(参考)
俺が愛用している物だが,今となってはレアなアイテム?となってしまった。
メッキははっきり言って悪く,すぐにカビが生えたように白くなってしまう。
franceと刻印があるのでこれらはOEMではなくライセンス生産だったのかも。

で,ヘックスプラスとウルトラヘックスとで回したらどちらが空転するだろうか?という長年の疑問だが,ついに検証を実現!!
題して,
UltraHex vs Hex-Plus 日独ガチンコ一本勝負!! 
(2008/4/29 UP!)
今回のヘックスプラスは仏(フランス)だろ?と余計なツッコミは入れないように。(笑


今回,検証に使ったアルミ製キャップボルト
これは近所のバイク用品店で買った物で外装用の特殊
キャップボルトだ。径はM5で六角穴は4mmである。確か,
2個セットで750円くらいだったか。しかし,今回の検証は
意外と高くついたなぁ。



これが自作のデモキット?
二本のボルトを双方から長ナットに差し込んで締めた物。



二本のHEXレンチを双方の頭に差し込む。上の金色のレンチは我が日本が誇る?ベツセルのウルトラヘックス。
下はファコムのヘックスプラス。フランス製?と思われるが,まぁ,ベラ(独逸)のライセンス生産品と言うことで,敢えて
日仏ガチンコ一本勝負とは言わないでおこう。実を言うと,俺の持っているベラ製ヘックスプラスはフォールディング
タイプなので形状が違う。今回それを使うと力の掛かり方が同じにならないおそれがあるので,ウルトラヘックスと
同形状のL型であるファコムを使用した。で,これを上のデモキットと同様に捻ると???

結果,Hex-Plus惨敗!!


Hex-Plus
ヘックスプラスの方が見事に空転した。ご覧のとおり六角穴は
無残にもナメてしまっている。穴に食い込んだ後にナメたので
レンチの方にはアルミのカスがこびりついている。



UltraHex
ウルトラヘックスの方は食い込んでナメ気味だが六角穴は
潰れていない。しかし,この結果をみると穴に対してこちら
の方が攻撃性が高いと言えるかも。六角穴がナメ気味の
キャップボルトを緩めようとするとき威力を発揮しそうだ。


検証結果のまとめ
今回のガチンコ一本勝負は,見てのとおりHex-Plusが惨敗でした。しかし,アルミのキャップボルトは穴がナメる迄かなり力を
要し,力が双方同じように掛かっていないかもしれません。純正デモキットのプラスチックのように,もう少し柔らかい素材の
キャップボルトを使ったらまた違う結果になるかもしれません。ホントは2回テストすればいいのですが,なんせ1回につき
ボルト代\750というのは…!(笑



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